Sugar Johnny's Creole Orchestra
一言メモ
シカゴのDeLuxe Cafeで演奏しており、Lawrence Duhéがリーダーを務めていた。
ジャズ草創期の有名ミュージシャンが多数参加している。
活動時期
1917年 ~ 1920年
主要メンバー
- Sugar Johnny Smith (cornet)
- Mutt Carey (cornet)
- Freddie Keppard (cornet)
- King Oliver (cornet)
- Roy Palmer (trombone)
- Sidney Bechet (clarinet)
- Lawrence Duhé (clarinet)
- James A. Palao (violin)
- Bab Frank (piccolo)
- Lil Hardin (piano)
- Wellman Braud (string bass)
- Ed Garland (string bass)
- Minor Hall (drums)
- Tubby Hall (drums)
変遷
元々はLawrence DuhéがニューオリンズのPete Lala'sで演奏する為に組織したバンドが母体だったとされる。
シカゴのDeLuxe Cafeを活動拠点に演奏しており、Sidney BechetやFreddie Keppard、Mutt Carey等が参加したことでも知られている。また、当時18歳だったLil Hardinをピアニストに勧誘し、Lil Hardinのプロデビューのきっかけになったことは述べておくべきだろう。
入れ替わりが激しかったのがコルネット奏者のパートで、コルネット奏者が不在になる度にリーダーのLawrence Duhéが新メンバーを勧誘している。結核を患っていた初期メンバーのSugar Johnny Smithが1918年に肺炎で亡くなると、この後釜に据えたMutt Careyもすぐに脱退しニューオリンズに帰ってしまう。更にコルネット奏者を探す必要に駆られたLawrence Duhéがこのバンドの為にKing Oliverを雇ったのが1919年のこと。
最終的には、King OliverがSugar Johnny's Creole Orchestraのリーダーを引き継ぐことになり、当時、Oliverが掛け持ちで参加していたBill JohnsonのOriginal Creole Orchestraと合併し、1921年にはKing Oliver's Creole Jazz Bandという名前でシカゴのDreamland CafeやPekin Cafeで演奏し、カリフォルニアのツアーにも出かけている。