Thomas "Papa Mutt" Carey
提供: 初期のジャズ
基本情報
生年月日 |
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1891(Hahnville, Louisiana) |
命日 |
1948/09/03(San Francisco, California) |
使用楽器 |
Cornet |
経歴
Mutt Careyの兄のJack Careyも草創期のジャズミュージシャンであり、トロンボーン奏者であった。Mutt Carey自身が最初に手に取った楽器はドラムだったという。Jack Careyにコルネットを習い、Jack Careyがリーダーを務めるCrescent Orchestraに参加したのが1910年頃。1914年にKid Oryのバンドに参加するまでCrescent Orchestraで演奏した。
1917年にJohnny Doddsと共にシカゴに向かい、Dreamland Cafeで演奏した。その後、ニューオーリンズに戻り、1918年にWade Whaleyと活動した後、1919年にはカリフォルニアでKid Oryのバンドに再加入する。
その後の22年間はMutt Careyはポーターや郵便配達人などとして働いていたが、時にはKid Oryと演奏することもあったが、そのKid Oryも1929年の恐慌の影響もあり、音楽の仕事から引退してしまう。
1940年代にジャズにおけるニューオリンズ再認識のブーム(ニューオリンズ・リバイバル)が起きると、Kid Oryもジャズファンから注目されるようになり、Mutt Careyも音楽に復帰することになった。1944年にはOrson Wellesのラジオ番組でKid Oryのバンドで演奏した。
1947年にKid Oryのバンドを脱退後、ニューヨークに移るとEdmond Hallやその他ニューオリンズ出身のミュージシャンと共に演奏していた。