Buster Smith
基本情報
| 生年月日 |
|---|
| 1904/08/26（Ellis County, Texas） |
| 命日 |
| 1991/08/10（Dallas, Texas） |
| 使用楽器 |
| Clarinet, Alto Sax |
経歴
Buster Smithはダラス南部にある綿花地帯の小作人の家庭に生まれ、最初はピアノとオルガンを始めたという。1922年頃に街で見かけたクラリネットを購入し、独学でクラリネットの吹き方を学んだ。
ピアニストのVoddie Whiteと共にダラス周辺を演奏して回ったというのは、Buster Smith本人の証言であるが、Voddie WhiteとBuster Smithの他にドラム奏者(名前は不明)を加えたトリオだったとのこと。この時のドラム奏者から中古のアルトサックスを買ったことがきっかけで、Buster Smithはクラリネットとアルトサックスを持ち替えながら演奏するようになった。
1925年にEmir Colemanが率いるBlue Devilsがダラスを訪れた際に、Buster Smithはこの楽団に参加する。その数か月後、Emir ColemanがBlue Devilsを去るとWalter Pageがリーダーを引き継ぎ、以後、Buster SmithはWalter Pageの下で演奏を続ける。
1931年にWalter PageがBlue Devilsを去ると、Buster SmithがBlue Devilsの実質的なリーダーとなり、1933年後半までBlue Devilsとして演奏を続けた。
Blue Devilsが崩壊した後、カンザスシティに行き、Bennie Motenの楽団に参加。また、Geroge E. Leeの楽団でも演奏する機会があったという。1935年にBennie Motenが亡くなると、その後を継いだIra "Buster" Motenの下で短期間の活動する。
その後、Bennie Moten楽団のメンバーを引き連れて自身のバンドを結成していたCount Basieと合流し、The Barons of Rhythmという名前の楽団をCount Basieと共同で率いた。1936年後半にカンザスシティを離れ、アイオワ州のClaude Hopkinsのバンドに参加する。その後、カンザスシティに戻るとAndy Kirkと共演した他、自身のバンドを率いた。
1938年初頭にトランペット奏者のDee "Prince" Stewartと共に活動。1938年夏は自身のバンドで演奏。1938年9月にカンザスシティを離れ、ニューヨークに移り、Gene KrupaやHot Lips Pageのアレンジャーとして働いた他、クラリネットとアルトサックスでの演奏の機会もあった。1939年にはDon Redman、Eddie Durham、Snub Mosley等と活動した。1942年にカンザスシティに戻ると、自身のバンドを結成するとClub Shangrilaで演奏を行った。
1960年代に自動車事故に巻き込まれて以降はクラリネットもサックスも演奏できなくなるが、この時にベースに転向し、ダラスで演奏を続けた。1991年に心臓発作で死去。