Original Creole Orchestra
一言メモ
Bill Johnsonが組織した1910年代にアメリカ北部をツアーしたバンドで、Freddie Keppardを擁していた。
James A. Palaoがリーダーだったという話も残っている。
活動時期
1913年頃 ~ 1917年
主要メンバー
- Freddie Keppard (cornet)
- James A. Palao (violin)
- Eddie Vinson (trombone)
- George Filhe (trombone)
- George Baquet (clarinet)
- Jimmie Noone (clarinet)
- Big Eye Louis Nelson (clarinet)
- Giggy Williams (guitar)
- Bill Johnson (string bass)
- Dink Johnson (drums)
変遷
Original Creole Orchestraは、アメリカ北部をツアーしたジャズバンドとして知られており、1911年頃にカルフォルニアに住んでいたBill Johnsonが故郷のFreddie Keppardに連絡を取り、カルフォルニアで一緒に仕事をするように誘ったことがきっかけで結成されたとされる。
当時、Olympia Orchestraのリーダーを務めていたFreddie Keppardがカルフォルニアに出てきたのが1913年か1914年のことでOriginal Creole Orchestraはその頃に結成された。彼らは1914年から1917年にかけてアメリカ北部を中心にヴォードヴィルのツアーを行い、各地の若いミュージシャンは、このツアーを聴くことでジャズの原型とも言うべき音楽を聴き、影響を受けたという。
演奏旅行をして過ごす生活に疲れたメンバーが抜けて、1918年頃にはこのバンドは解散状態となっていたが、経営担当のBill Johnsonは仕事を受け続けた。Freddie Keppardの脱退後、その代役となるKing Oliverと契約し、シカゴのRoyal Gardensで演奏をしたという。
最終的にOriginal Creole OrchestraのリーダーはKing Oliverが引き継ぐことになり、1921年にはKing Oliver's Creole Jazz Bandと名前を変えて、シカゴのDreamland CafeやPekin Cafeで演奏するようになった。