Natty Dominique
提供: 初期のジャズ
基本情報
生年月日 |
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1896/08/02(New Orleans, Louisiana) |
命日 |
1982/08/30(Chicago, Illinois) |
使用楽器 |
Trumpet |
経歴
Alex BigardとBarney BigardはNattyのいとこにあたる。甥にはDon Albertがいる。そのプレイスタイルがBuddy Petitにそっくりであるという説もあるが、Buddy Petitの録音が残っていない以上、それを確かめる方法はない。トランペットは、有名な音楽教師でもあったManuel Perezに教わった。1913年にニューオリンズを離れるまで、ブラスバンドでプレイしていたとのこと。
1913年にシカゴに移ってからも、さまざまなブラスバンドで演奏をし脚光を浴びた。デトロイトに行ったこともあった。Carroll Dickersonの楽団でツアーをしただけではなく、1923年にJelly Roll Mortonとは録音もしているし、Jimmie Nooneとは約二年間にわたりともに演奏をしていた。なかなかの人気であったと言われる。Louis ArmstrongのセカンドトランペッターとしてSunset Cafeに出演していたという話も聞く。
とくにJohnny Doddsと仲が良く、1925年から1940年という長い期間Johnny Doddsのバンドに所属していた。1940年にJohnny Doddsが亡くなると、Natty Dominiqueは自身の心臓病が悪化していたこともあり、音楽からの引退を決意する。引退後は、空港職員としてシカゴで過ごした。
1950年代に入ると、Natty Dominiqueは音楽活動を再開する。Baby DoddsやLil Hardinと録音をした他、自身のバンドも率いた。その後も演奏を続けるが、1965年のコンサートを最後に再び引退し、その後は活動を再開することはなかった。