Manuel Perez
基本情報
生年月日 |
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1871/12/28(New Orleans, Louisiana) |
命日 |
1946(New Orleans, Louisiana) |
使用楽器 |
Cornet |
経歴
Manuel Perezは、ジャズが誕生した頃から活動していたコルネット奏者で、1890年代にはニューオリンズのJohn Robichaux's Orchestraでコルネットを吹いていたという。Imperial Orchestraを組織し、1901年から1908年にかけてリーダーを務めた他、Onward Brass Bandでも1903年から1930年までリーダーを務めていた。
Manuel Perezのバンドには、King OliverやPeter Bocage、Lorenzo Tio Jr.、Sidney Bechetなどがいたと言われる。
生涯のほとんどをニューオリンズで過ごしたManuel Perezであったが、1915年、1919年、1927年夏の三度、シカゴを訪れている。三度目のシカゴ訪問では、Charles Elgarのバンドに参加しているが、Charles Elgar's Creole Orchestraが録音を残したのはその前年のことであり、Manuel Perezの演奏を聴くことはできない。彼の魅力的な音色と演奏技術は高く評価されていたとされ、録音が残されていないのが残念だ。なお、Lee CollinsやPunch MillerのスタイルはManuel Perezの影響を受けたものだと言われる。
シカゴから戻ったManuel Perezは、1930年までニューオリンズで演奏していたが、音楽活動から引退し、葉巻を作って暮らした。1940年代になると、世間ではニューオリンズリバイバルのブームが起こり、ニューオリンズの音楽家の録音が多く残されるが、Manuel Perezについては、1940年代に脳卒中を患ったことで健康状態が悪化しており、ついに音楽に復帰することはなかった。