Alex Bigard
基本情報
生年月日 |
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1898/09/25(New Orleans, Louisiana) |
命日 |
1978/09/25(New Orleans, Louisiana) |
使用楽器 |
Drums |
経歴
弟のBarney Bigardは、Duke Ellington楽団やLouis ArmstrongのAll Starsで活躍した一流のクラリネット奏者。兄のEmile Bigardも1924年までヴァイオリン奏者として活躍していた。(なお、ここでは表記を"Alex Bigard"としたが、"Alec Bigard"と表記されている資料もある)
1920年代頃までのジャズシーンで人気のあったドラム奏者で、その後はリバイバルのミュージシャンとして多くの録音を残している。多数のミュージシャンがニューオリンズを離れた1910年代後半から1920年代にかけて、故郷ニューオリンズに留まっていた為にジャズ史に名を残す機会がなかったが、優れたドラム奏者であった。
1917年にArmand J. Piron楽団に参加、その後1918年には由緒あるExcelsior Brass Bandでも演奏している。おそらく、彼の師匠でもあるニューオリンズの人気ドラム奏者Louis Cottrell Snr.がManuel Perezと共にニューオリンズを離れたので、その後釜としての参加であったと思われる。Louis Cottrell Snr.は、Armand J. Piron楽団やExcelsior Brass Bandのレギュラーのドラム奏者であった。
1919年から1920年にかけては兄のEmile Bigardがヴァイオリン奏者を務めるMaple Leaf Orchestraに参加している。この楽団にはLorenzo Tio Jr.やAlbert Nichorasも在籍していた。その後もMaple Leaf Orchestra時代の仲間であるSidney Desvignesのバンド(1925年)やJohn Robichaux's Orchestra(1927年)に参加している。
リバイバル期には、1944年のKid Renaをはじめとして、多数の録音を残した。American Musicから出ている一連の録音は入手しやすい。1978年に死ぬ直前まで演奏を続けた。