Louis Cottrell Snr.
提供: 初期のジャズ
基本情報
生年月日 |
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1875?(New Orleans, Louisiana) |
命日 |
1927(New Orleans, Louisiana) |
使用楽器 |
Drums |
経歴
ニューオリンズ出身の初期の偉大なドラマーである。残っている録音は音が悪く彼のドラミングをはっきり聴くことは難しい。ちなみに息子のLouis Cottrell Jr.はクラリネット奏者、孫のLouis Cottrellがドラマーである。
1909年頃まで、John Robichaux's Orchestraで演奏していた。また、1900年から1914年にかけてはOlympia Orchestraで演奏。他にExcelsior Brass Bandでスネアドラムを担当していたという記録がある。その後は、Manuel Perezのバンドに加わり、1915年にシカゴに行っている。シカゴから故郷のニューオリンズに戻ると、Armand J. Pironとともに仕事をするようになり、このバンドは死ぬまで続けた。このバンドでは1923年から1924年にかけてニューヨークに進出。Cotton ClubやRoseland Ballroomにも出演していた。この時期のニューヨークでの録音では、かすかにではあるが確かにこの伝説のドラマーの音を聴くことができる。
Cottrellは、初期のジャズドラムのパイオニアの一人であり、Paul Barbarinの証言によるとスネアドラムの叩き方がすばらしかったとのこと。すぐれたドラム教師として知られていたAlfred Williamsも「Cottrellの死後、真の意味でのドラム教師はいなくなってしまった」と語っている。 Cottrellの影響下にあったドラム奏者は多く、Alex Bigard、Cie Frazierなどの名手がCottrellの生徒であった。Baby DoddsもCottrellの影響を受けている。