Louis Armstrong's Hot Five

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一言メモ

Louis Armstrongが自身の名を冠して率いた最初のレコーディング・バンド。
1925年から1927年にかけての録音とは別にメンバーを一新した1928年の録音が存在する。

活動時期

1925年 ~ 1928年

主要メンバー

変遷

Louis Armstrong's Hot Fiveは、Richard M. Jonesの提案によりLouis Armstrongを中心に結成された録音用のバンドである。当時、Richard M. JonesはOKehレーベルのシカゴ担当であった。

コルネット、クラリネット、トロンボーンで構成された典型的なニューオーリンズのジャズバンドであり、Louis Armstrongの妻であったLil Armstrongの他は、Louis Armstrongが1910年代にニューオリンズで共に演奏していたメンバーが集められた。(主要メンバー欄にはこの時に集まったミュージシャンを記載した)

初録音が行われたのは1925年11月12日になるのだが、レコーディングに際しては、殆どリハーサルも無かったと伝えられている。2回目以降の吹き込みも同じメンバーで行われ、一連のセッションの出来栄えと発売されたレコードが人気を得たことにより、OKehレーベルはLouis Armstrongに5年契約を提示した。(なお、1926年5月には同じメンバーでLil's Hot Shot名義でVocalionレーベルに吹き込みをしている)1927年のセッションには、この初期のメンバーに加えて、ブルースのLonnie Johnsonが参加している。

Louis Armstrong's Hot Five

1928年のHot Fiveは、Louis Armstrongによって、メンバーが一新されて、当時、Louis Armstrongが参加していたCarroll Dickersonの楽団メンバーが集められた。1927年までの自由奔放な即興演奏とは違い、アレンジされた音楽を演奏している。

Louis Armstrongがトランペットを吹き、Fred Robinsonがトロンボーン、Jimmy Strongがクラリネット、Earl Hinesがピアノ、Mancy Carrがバンジョー、Zutty Singletonがドラムという6名編成であった。

録音