George Guesnon
提供: 初期のジャズ
基本情報
生年月日 |
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1907/05/25(New Orleans, Louisiana) |
命日 |
1968/05/06(New Orleans, Louisiana) |
使用楽器 |
Banjo, Guitar, Vocals |
経歴
John Marreroにバンジョーを教わり、1927年頃から演奏していたようだ。1929年にはKid Claytonのバンドに参加、1930年から1931年にかけては、Sam Morganの巡業時にかれのバンドで仕事をしていた。というのは、Sam Morganバンドのレギュラーバンジョー奏者が本職の都合でニューオリンズを離れる事が出来なかったからだそうだ。他にも、Chris KellyやPapa Celestin、Kid Rena、Buddy Petitなどのメンバーと演奏していたようだ。30年代にはDeccaにブルースの録音したほかに、ビクターにも録音を残している。
第二次世界大戦終了後は、もっぱらニューオリンズで活動し、Kid ThomasやGeorge Lewisの録音に参加したほか、弾き語りの録音も残している。しかし、1960年代になると「白人ばかりが優遇され、本当のクリエイターである黒人は銅貨や銀貨で済まされる」と腹をたて、自分の楽器を売り払い演奏をやめてしまったといわれる。
Lawrence Marreroに「George Guesnonの半分でもバンジョーのことを理解できればなあ」と嘆息させたその実力は、本物であろう。そのプレイスタイルは、リズムプレイが主ではあるが、ソロでは単弦によるプレイも聴く事ができる。半音階と三連符を多用するその単弦ソロは非常に個性的である。