Odell Rand

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基本情報

生年月日
1905(New Orleans, Louisiana)
命日
1960/06/22(Chicago, Illinois)
使用楽器
Clarinet

経歴

Odell Randは、1930年代後半のシカゴで活動したクラリネット奏者である。その演奏については、Harlem Hamfatsの1936年から1939年にかけての録音で聞くことができる。近年の研究記事では、1905年にニューオリンズで生まれたとされており、おそらくはこれが正しい。但し、一部にはシカゴ出身説や1908年誕生説も存在する。ちなみに、演奏していた楽器は、一般的なB♭管のクラリネットではなく、E♭管であった。

Harlem Hamfatsで1930年代にトランペット奏者のHerb Morandと共にフロントラインを担当していたことは知られているが、Harlem Hamfats後のOdell Randは、あまりジャズ史の表舞台には登場しない。英国の音楽誌「Melody Maker」の1942年4月11日付の記事では言及があり、「非常に独特の音色とスタイルで、他のどのクラリネットとも違う」「オブリガートの仕事を楽しんで聴ける」という高評価であったが、これはHarlem Hamfatsのレコードを紹介する文脈であった。

Harlem Hamfatsの解散後は、自身のバンド(The Ebonites)を率いており、長期間、シカゴのRock Cellar GardensThe Blinkin’ Pupなどでレギュラー出演をしていたようだ。また、1951年頃にはNatty Dominique関連のダンス企画に参加していたという話も残っている。

Odell Randは亡くなる直前まで演奏を続け、1957年にはBaby Doddsと、1959年にはLil Hardin Armstrongと共演している。