Herb Morand
基本情報
生年月日 |
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1905(New Orleans, Louisiana) |
命日 |
1952/02/23(New Orleans, Louisiana) |
使用楽器 |
Trumpet, Vocals |
経歴
Herb Morandはニューオリンズ出身のトランペット奏者で、異母姉には歌手のLizzie Milesがいる。
13歳の頃に独学でトランペットを始めたHerb Morandは、18歳の頃にはNat Towle's Creole Harmony Kingsでプロとしての活動を始め、このニューオリンズのバンドと共にオクラホマで1年近く演奏していた。
その後、ニューオリンズの帰郷すると、Nat Towleの父であるベーシストのCharlie Towlesとの双頭リーダーバンドでメキシコへのツアーにも出かけた。このツアー後にHerb Morandはニューヨークに渡り、異母姉であるLizzie Milesとの共演やCliff Jacksonのバンドでの数か月の演奏をこなした。
数か月のニューヨーク滞在の後、ニューオリンズに戻ると、Chris Kellyが率いるバンドにレギュラーで出演した他、自身のバンドも率いて、様々なギグを行ったという。
1920年代後半になると、Herb Morandはシカゴに移る。シカゴではFrank Terryの楽団に加入した他、1929年にはJohnny DoddsとFrank Melroseとの録音の機会にも恵まれる。1930年代半ば頃からはHarlem Hamfatsのレギュラーとして定着し、ここでは歌も披露している。(Harlem Hamfatsは1936年から1938年にかけて多くの録音を行った)更には、湖の蒸気船「S.S. North Shore号」での演奏やMeade 'Lux' Lewisとの共演の機会もあったようだ。
1941年のJimmy Bertrandとの共演を最後に、Herb Morandはシカゴを離れ、故郷のニューオリンズに戻る。1940年代を通して、ニューオリンズで自身のバンドを率いた他、George Lewisとのギグも行った。
1950年初頭にはレコーディングを行ったが、その後は体調不良によって引退した。晩年は体重問題に悩まされていたという。