Jones-Collins Astoria Hot Eight
提供: 初期のジャズ
一言メモ
レコードの録音セッションのために集められた。 4曲の録音を残している。
活動時期
1929年
主要メンバー
- Lee Collins (trumpet , co-leader)
- Sidney Arodin (clarinet)
- Ted Purnell (alto sax)
- Devid Jones (tenor sax , co-leader)
- Joseph Robichaux (piano)
- Emanuel Sayles (banjo)
- Al Morgan (bass)
- Joe Strode Raphael (drum)
変遷
Jones-Collins Astoria Ballroom Orchestraのメンバーを中心に、レコーディングのために集められた。
この楽団のクラリネット奏者であったEdmond Hallが脱退した直後であったため、代わりに白人のSidney Arodinがレコーディングに参加し、当時としては珍しい黒白混成録音となっている。
トロンボーン奏者のEarl Humphreyも不在。バンジョーもレギュラー奏者のRene HallからEmanuel Saylesに代わっている。バンジョー奏者交代の理由については、Rene Hallが若くて実力に不安があったからとする話もあるが、Rene HallとEmanuel Saylesはほぼ同世代であるから、信頼できる話かはわからない。
アレンジは、双頭リーダーの一人、Devid Jonesによるもので、さすがはシカゴ経験者というべきか洗練されたものになっている。もう一人のリーダーのLee CollinsもKing OliverやJelly Roll Mortonと演奏していた実力者で、やはり堂々とした演奏ぶりだ。
録音メンバーのJoseph RobichauxとEmanuel Saylesは、George Lewisのバンドで来日したこともあり、歳をとってからの演奏がよく知られているが、この二人の20代の頃の演奏という意味でも貴重な資料ではないだろうか。