Honore Dutrey
提供: 初期のジャズ
基本情報
生年月日 |
---|
1894(New Orleans, Louisiana) |
命日 |
1935/07/21(Chicago, Illinois) |
使用楽器 |
Trombone |
経歴
Honore Dutreyは、1894年にニューオリンズで生まれた。兄にクラリネット奏者のSam Dutrey Snr.とヴァイオリン奏者のPete Dutreyがいる。17歳の時にKing OliverがいたMelrose Brass Bandに加わったのが、Honore Dutreyのデビュー(1911年)。King Oliverとは、1907年の時点で一緒に演奏していたという記録もある。
兄のSam Dutrey Snr.がいたSilver Leaf Orchestraに加わったのが1913年頃の話で、その後はNoone-Petit OrchestraやJohn Robichaux's Orchestraなどさまざまなバンドで活躍していたようだ。Excelsior Brass Bandで演奏したという記録もある。
こうしたニューオリンズでの活動は、徴兵され海軍に配属された1917年まで続く。1919年に兵役を終えることになるが、この2年間にわたる兵役期間の最中にHonore Dutreyを悲劇が襲った。軍での事故が原因で肺を痛めてしまったのである。トロンボーン奏者にとっては致命的な事だったのではなかろうか。
1919年の除隊後はシカゴに滞在し、King Oliverのバンドに参加する。1924年にこのバンドを抜けるまで、多くのレコーディングに参加した。1924年には自身のバンドも持っていたといわれる。1920年代後半はJonny DoddsやCarroll Dickersonのバンドに参加したほか、Louis Armstrong(1927年)のバンドにも加わった。
1930年に体調の悪化が原因で引退する。