Doc Cooke
提供: 初期のジャズ
基本情報
生年月日 |
---|
1891/09/03(Louisville, Kentucky) |
命日 |
1958/12/25(???) |
使用楽器 |
Piano |
経歴
Doc Cookeはピアノ奏者でもあったが、ジャズ史の中では、その名前は楽団リーダーや編曲者として知られている。本名はCharles L. Cookeと言い、シカゴ音楽大学の博士号を持っていたことから"Doc"という綽名で活動していた。1920年代において、"Doc"や"Professor"という綽名を持っていた他のミュージシャンとは違い、Doc Cookeは正真正銘の本物の"博士"であったというわけだ。
1909年にはデトロイトで作曲や編曲の仕事をしていたが、1910年頃にシカゴに移り住み、その後は自身のバンドを率いた。1922年にシカゴにあったPaddy Harmon's Dreamland Ballroomで16人編成のバンドを率いるようになると、その語の6年間はここで定期的に演奏していたという。
Doc Cookeが率いたDreamland Orchestraには、Freddie Keppard、Jimmie Noone、Johnny St. Cyr、Zutty Singleton、Joe Poston、Andrew Hilaire、Luis Russellといった錚々たるミュージシャンが在籍していたが、1927年にはDreamland Ballroomとの契約は終了し、Doc Cookeは自身の楽団と共にWhite City Ballroomで演奏した。
1930年にニューヨークに移り住む。1930年代からは、R.K.O.とRadio City Music Hallのスタッフ・アレンジャーとして働き、1940年代初頭にフルタイムの音楽活動から引退した。