Jack Carey
提供: 初期のジャズ
基本情報
生年月日 |
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1889(Hahnville, Louisiana) |
命日 |
1934(?) |
使用楽器 |
Trombone |
経歴
Jack Careyは、Crescent Orchestraのリーダーであり、Mutt Careyの兄として知られている。1919年にPunch MillerがCrescent Orchestraを引き継ぐと、トロンボーン奏者もJack Careyから他の奏者にいれかわる。20年代のJack Careyは、ニューオリンズのパレードバンドなどで演奏を続けていたらしい。
また、Original Dixieland Jass Bandの演奏でよく知られる「Tiger Rag」の作曲者ではないかとされており、この説によると、第1楽節はフランスのカドリーユ曲集からMutt Careyが旋律を抜き出したもので、Jack Careyは第2楽節以降を担当した。第2および第3楽節はJack Carey単独で、最終楽節はPunch Millerとの合作であるという。
のちにJelly Roll Mortonが「Tiger Rag」をカドリーユ形式にしたのは自分であると主張したが、ジャズ研究家の大半の見解は上に述べたようなものである。この曲はニューオリンズの黒人ミュージシャンたちの間では「Play Jack Carey」という曲名で知られているのである。