Eddie Lang
基本情報
生年月日 |
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1902/10/25(Philadelphia, Pennsylvania) |
命日 |
1933/03/26(New York, New York) |
使用楽器 |
Guitar |
経歴
イタリア系の弦楽器製造業者を父に持つギタリストで、本名はSalvatore Massaroという。7歳からヴァイオリンを始め、1917年には公の場でヴァイオリンを演奏することもあったが、その後、バンジョーに転向し、ギターも弾くようになった。少年時代からの友人にはヴァイオリン奏者のJoe Venutiがいる。
1917年頃はフィラデルフィアのレストランでヴァイオリンを演奏していたが、1918年Chick Granese's Trioでバンジョーを担当。1920年から1923年まで所属していたCharlie Kerr's Bandでは主にバンジョーとギターを担当し、時にはヴァイオリンを弾くこともあったという。1923年からアトランティックシティで演奏した他、ツアーにも出ている。
半年ほど所属していたBilly Lustig's Scranton Sirensを退団したのが1924年夏で、その後、Red McKenzieのMound City Blue Blowersに加入。1924年12月にはMound City Blue Blowersのレコーディングに参加し、これが初録音であった。
このMound City Blue Blowersでの活躍で見出されたEddie Langは、自由契約のミュージシャンとしてラジオやレコーディングに参加する多忙な日々を送るようになった。
幼馴染のJoe Venutiとは、Roger Wolfe Kahn楽団やJean Goldkette楽団、Frankie Trumbauer楽団などで活動した他、Joe Venutiのリーダー名義の録音や二人の名前がクレジットされた録音も残している。(他にはBoswell SistersやRed Nichols等々)
1929年5月から1930年5月まではPaul Whitemanと仕事し、Joe Venutiと共に映画「キング・オブ・ジャズ」にも出演している。1932年はBing Crosbyの伴奏者として雇われ、映画「ザ・ビッグ・ブロードキャスト」でCrosbyの伴奏をする姿が確認できる。1932年にはCarl Kressとのデュオによる録音もある。
1933年に扁桃腺摘出術の後、合併症のために亡くなった。当時としては非常に洗練された和音を使い、ヴァイオリン奏者のJoe Venutiとの共演は、Django ReinhardtとStephane Grappelliにも多大な影響を与えたことでも知られている。