Eddie Condon
基本情報
生年月日 |
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1905/11/16(Goodland, Indiana) |
命日 |
1973/08/04(New York, New York) |
使用楽器 |
Guitar, Banjo, Vocals |
経歴
Eddie Condonは、1920年代から活躍した白人のリズム・ギタリストであるが、後年のオールスターバンド結成におけるプロモーターとしての実績の方が評価されている。
Eddie Condonが最初に手にした楽器はウクレレであったが、バンジョーに転向。その後、1920年代にはギターも弾くようになった。1921年9月にBill Englemanのバンドで地元で活動した後、1922年にはHollis Peavey's Jazz Banditsに加入する。シカゴでBix Beiderbeckeと共演するが、その後、Peavey's Jazz Banditsに再加入して、ここで演奏を続けた。
1924年になるとシカゴに戻り、Austin High Gangのメンバーと共に演奏した。この時のAustin High GangにはGene KrupaやFrank Teschmacher、Bud Freeman、Jimmy McPartland、Joe Sullivanがいたという。1924年から1928年にかけて、シカゴの多くのバンドにリズムギターとして参加していた。
1927年にRed McKenzieと共にバンドを結成し、McKenzie-Condon Chicagoansの名義でレコードを制作する。1928年になるとニューヨークに移り、Louis ArmstrongやFats Wallerとの録音(いずれも1929年)も残している。1929年以降は、他にもRed NicholsのバンドやRed McKenzieが率いたMound City Blue Blowersでも活動している。1936年夏にJoe Marsalaと共同でバンドを結成すると定期船クルーズで演奏するが、1937年初頭にはこれを脱退。1938年から1940年にはBud Freemanのバンドで演奏した。
1945年12月にニューヨークに自身のクラブをオープンするが、このクラブは1967年7月に閉店している。Eddie Condonはこのクラブではあまり演奏はせず、シカゴやカリフォルニア、カナダへのツアーをしていたようだ。北米大陸以外では、1957年初頭にイギリスにツアー、1964年春には日本、オーストラリア、ニュージーランドをツアーしている。1960年代後半から1970年代にかけては、アメリカの多くのジャズ・フェスティバルに出演している。
膨大なレコーディングを残した一方で、ソロをとらなかったことでも知られているEddie Condonであるが、一部の録音で彼をフィーチャーしたセッションも残っている。