Otto Hardwick
基本情報
生年月日 |
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1904/05/31(Washington, D.C.) |
命日 |
1970/08/05(Washington, D.C.) |
使用楽器 |
Alto Sax, Bass Sax, Baritone Sax |
経歴
Otto "Toby" Hardwickと言えば、初期のDuke Ellington楽団の重要なサイドマンとして知られている。
Hardwickは、14歳の時に弦ベースを始め、1920年にはCarroll's Columbia Orchestraで演奏していた。その後、Cメロディサックスに転向すると、幼馴染のDuke Ellingtonと定期的にライブで演奏し、1922年にはElmer Snowdenの下で演奏するようになった。
この時期、HardwickとDuke Ellingtonは多くの時間を共に過ごしており、1923年のニューヨーク訪問にも同行している。Elmer Snowdenが率いたThe Washingtoniansでは、アルトサックスやCメロディサックス、ソプラノサックス、バリトンサックス、バスサックス等を持ち替えながら演奏していた。
The WashingtoniansのリーダーをDuke Ellingtonが引き継いだ後も、このバンドで演奏し続けた。1920年代半ば頃にヴァイオリンや弦ベースに持ち替えたこともあったようだが、専門はアルトサックスであった。
1928年にDuke Ellington楽団を脱退し、パリに渡る。パリではNoble Sissleや地元のいくつかのグループと仕事をしていた。翌1929年にアメリカに帰国するとChick Webbと共演。1930年には自身の楽団を率いた他、Elmer Snowdenとも共演している。
1932年にOtto HardwickはDuke Ellington楽団に再加入。Duke Ellingtonとの共作である「Sophisticated Lady」でソロを取った他は、ソリストとしての目立った活躍がなく、これは当時のDuke Ellington楽団では、Johnny Hodgesがメインのアルトサックス奏者として扱われていたからだと思われる。いずれにしろ、Otto HardwickはDuke Ellington楽団に1946年5月まで留まる。(バンド脱退のきっかけは、Duke EllingtonがOtto Hardwickの恋人を嫌ったことが原因で起きた口論だったという)
Duke Ellington楽団の脱退後は、自由契約のミュージシャンとして活動していたが、すぐに音楽からは引退し、晩年はホテル経営とメリーランド州の農場経営をしていたという。