Henry Kimball
提供: 初期のジャズ
基本情報
生年月日 |
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1878(New Orleans, Louisiana) |
命日 |
1931(New Orleans, Louisiana) |
使用楽器 |
String Bass |
経歴
最初期のベース奏者の一人である。1894年にJohn Robichaux's Orchestraに参加し、チューバが主流だったこの時代に、ストリングスベース(弦のベース)を演奏していた。その奏法は、弦を指ではじく後のジャズベースのようなスタイルではなく、あくまでチューバの代用品としての、弓を使っての演奏であったと推測される。
1894年から1919年まで、実に25年という長期にわたってJohn Robichaux's Orchestraに参加した。そのため、John Robichaux's Orchestraのベース奏者としてのイメージが強いが、もちろん他の楽団でも活躍している。1920年代初頭にはJelly Roll Mortonの楽団に参加し演奏旅行をしているし、Manuel Perezとも演奏をした。1920年代後半にはWalter Pichonとニューオリンズで演奏し、息子がバンジョー奏者を務めるPapa Celestinのバンドにも参加する事があったという。
Henry Kimballはリバーボートで有名なFate Marable楽団のメンバーとしても知られているが、時期的には1920年代半ば頃のことだと思われる。1924年にはこの楽団で2曲ほど録音も残している。
バンジョー奏者として知られているNarbin Kimballの父にあたる。