Blind Willie Dunn's Gin Bottle Four
提供: 初期のジャズ
一言メモ
Eddie LangとLonnie Johnsonによるギター・デュオを中心とするセッション。
活動時期
1929年
主要メンバー
- Eddie Lang (guitar)
- Lonnie Johnson (guitar)
- King Oliver (cornet)
- J.C. Johnson (piano)
- Hoagy Carmichael (scat singing, percusion)
変遷
Blind Willie Dunnとは、Eddie LangがLonnie Johnsonと組む時に用いた変名である。レコードの作詞作曲のクレジットについても、Eddie Langの名前ではなく、Blind Willie DunnとLonnie Johnsonの名義で表記された。
この名前の由来はEddie Langが親交のあった新聞配達人から取ったとも言われているが、実際のところはどうであったかは疑わしく、Blind Lemon JeffersonやBlind Blakeといったブルース・ギタリストの人気にあやかろうという商業的な意図もあったのではないかと言われる。
1929年当時は、白人と黒人が混ざって参加するセッションもようやく珍しくなくなってきた頃だが、白人ギタリストのEddie Langと黒人ギタリストのLonnie Johnsonが共にリーダーとして名を並べ、そのサイドマンにKing OliverとHoagy Carmichaelの名前があるのは興味深い。(尤も、コルネット奏者はKing OliverではなくTommy Dorseyであると記載する資料も存在する)