Bennie Moten
提供: 初期のジャズ
基本情報
生年月日 |
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1894/11/13(Kansas City, Missouri) |
命日 |
1935/04/02(Kansas City, Missouri) |
使用楽器 |
Piano |
経歴
ミズーリ州のカンサスシティで生まれた。母親がピアニストで、幼い頃からこの母親にピアノを教わっていたりもしたようである。1918年から 1922年頃までラグタイムのトリオを率いるなど、生まれ故郷でさまざまなバンドでプレイした。1923年にOkehレーベルに吹きこんだのが初録音である。
1920年代から1930年代半ばまでのカンサスシティのジャズ界をリードした。1920年代のカンサスシティで人気があったバンドのリーダーを三人あげるとするならば、Bennie MotenとGeorge E. Lee、Walter Pageだと言われる。そのWalter PageのBlue Devilsの中心メンバーを次々に引き抜き、Count BesieやJimmy Rushing、Hot Lips Page、Walter Pageといった一流ミュージシャンを擁したのだから、人気が出ない方がおかしい。1932年にはBen Webster、その後もLester Youngが加わるなど、このバンドは絶頂期を迎える。
しかし1935年のこと、親友であった医者の手術を受けた際にその手術が失敗し、頚動脈切断による出血多量でBennie Motenは亡くなった。扁桃腺の簡単な手術のはずがこのような医療事故になった為、この手術が失敗した原因には様々な噂が流れた。友人ではなく医者見習いが手術を担当したという説、友人である医者と前日の夜遅くまで飲み歩いていた為、酒気帯びでの手術であったという説がある。
Bennie Motenの死後、このバンドの中心メンバーが集まってできたのが、あのCount Besie楽団である。