Jim Robinson
基本情報
生年月日 |
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1890/12/25(Deer Range, Louisiana) |
命日 |
1976/05/04(New Orleans, Louisiana) |
使用楽器 |
Trombone |
経歴
Jim Robinsonが最初に手にした楽器はギターであった。Willie Fosterにギターを習い、その後しばらくはギター奏者として活動をしていた。トロンボーンを吹き始めたのは、第一次世界大戦でフランスに配属された1917年で、この時にKid Renaと演奏をしたのがおそらく彼のトロンボーン奏者としてのデビューであると思われる。兵役を終えた1919年に故郷に戻るとSunny Henryにトロンボーンの奏法を教わった。そして、Lee CollinsのGolden Leaf Bandに加入。また、同じ頃Tuxedo Bandにも参加し、故郷ニューオリンズを中心に活躍した。
1923年にSam Morganのバンドに参加すると、このバンドの一員として1927年にはレコーディング。これがJim Robinsonの初録音となった。その後、1929年にSam Morganとともにシカゴに行く。このシカゴ行きは成功とは言えなかったようで、音楽的に認められることなくニューオリンズに帰る。
ニューオリンズに戻ったJim Robinsonは、プロの音楽家としては引退し、湾岸労働者として過ごした。Kid HowardやCapt. John Handyらとライブに出演することもあったようだが、音楽的には1930年代は不毛な時期であった。脚光を浴びることなく10年間が過ぎる。
1942年のBunk Johnson再発見で火が点いたリバイバルブームによって、Jim Robinsonの運命は大きく変わっていく。まずKid Renaの録音(1940年)に参加すると、1942年にはBunk Johnsonの初録音に参加。Bunkのバンドの人気は凄まじく、Jim Robinsonの名も知られるようになった。1946年にBunkのバンドの仲間であるGeorge Lewisのバンドに加入。ニューオリンズを中心に演奏を続けた。
1950年代はGeorge Lewisのバンドで過ごしたが、1960年にはRiversideレーベルに初のリーダー作を吹き込む。また、1961年から1975年まではPreservation Hallにレギュラーとして出演。Sweet Emma Barrettのバンドで演奏をした他、彼女の死後はPercy Humphreyのバンドでも精力的に活動していた。