Buddy Burton
提供: 初期のジャズ
基本情報
生年月日 |
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1890/02/??(Louisville, Kentucky) |
命日 |
1977/07/06(Louisville, Kentucky) |
使用楽器 |
Drums, Vocals, Piano, Kazoo, Washboard |
経歴
W.E. "Buddy" Burtonは様々な楽器を演奏するジャズ草創期のミュージシャンで、ピアノやドラム、ウォッシュボード、カズー等の録音が残されている。他にボーカルを務める録音も多い。J.C. Cobbのレコードのクレジットでは、Buddy Burtonの担当パートは「shouting(叫び声)」となっており、彼の叫び声を堪能することができる。
ケンタッキー州ルイビルで生まれた後、故郷で様々な仕事をしていたが、1922年頃にシカゴに渡ると、1923年のJelly Roll Mortonの録音セッションでドラムを担当した。1925年にはJelly Roll Mortonとのトリオでカズーを担当している。(このトリオは、クラリネットとピアノとカズーという珍しい編成だ)この年はLovie Austinの録音セッションにもドラムで参加している。
1928年からはJimmy Blytheによる一連のセッションに参加し、ウォッシュボードやカズーを担当した他、ボーカルも披露している。ちなみに同年4月にはJimmy BlytheとBuddy Burtonによるピアノ・デュオの録音もある。前述の叫び声を担当したJ.C. Cobbの楽団での録音もこの頃で、1928年から1929年にかけて吹き込まれている。
1930年代はニューヨークにも足を運んでおり、1932年のBob Hudsonとの録音はニューヨークでのものだが、基本的にはシカゴで活動していたと思われる。1936年にはIrene Sandersとのデュエットボーカルのレコードがある。
その後のBuddy Burtonの消息は不明であるが、1965年にシカゴから故郷のルイビルに戻ったようだ。1977年に拳銃自殺をして亡くなった。